この記事では、Antelope Canyon(アンテロープキャニオン)を訪れる前にぜひ知っておきたい
- ツアー予約で失敗しないコツ
- ツアー参加時の持ち物
- 訪れるベストシーズンと時間
などについて、現地を2回訪れた経験をもとにまとめました。
ツアーの流れ
1. ツアーに申し込む(オンライン/現地)

事前に予約をしておらず、当日のキャンセル待ちに賭ける人たちがいるため、時間には余裕をもって、決して遅れないように到着することが大切です。少しでも遅れると、すでにツアーデスクで待機しているキャンセル待ちの人たちに、スペースを譲ることになってしまいます。
また、事前にオンラインで予約をしている場合でも、30分〜1時間前にツアーデスクにてチェックインすることを義務付けているツアー会社もあります。予約時に、到着時刻の確認が必要です。
事前に予約していない場合は、現地でツアーを申し込むことになります。到着時間直後のツアーが満席のことも多々あり、場合によっては1時間以上先のツアーを待つこともあります。
2. ツアー前に参加者が集められ、チケットを確認される
ツアー申し込み時か、チェックイン時に、ツアーの集合場所と時間を指定されます。
そこでガイドによるチケットの確認が行われます。このとき、渓谷内への持ち込み不可のもの(下で説明)を持っていたり、適切でない格好をしていると、ツアー開始までにルールに沿った持ち物・格好に正すよう求められます。
特に大切なのは靴です。歩きにくく、脱げる可能性のある靴(ヒールやサンダル)を履いていると、ガイドの判断で中に入れてもらえない場合があります。特にロウワーの場合は、階段を使う部分もあるため、厳しくチェックされます。
3. ガイドとともに渓谷の中へ
ガイドについて、グループ単位で移動します。アンテロープキャニオンについての説明を聞いたり、写真スポットを教えてもらったりしながら進み、1時間〜1時間半ほどでツアーは終了です。

アンテロープキャニオンを最大限楽しむコツ
予約は【事前にオンラインで早めに】が鍵
アンテロープキャニオンは、ここ数年間の観光客の増え方が著しく、特に人気の時期には「当日どころか、この先 数日間の予約がまったくあいていない」といった状況が頻繁に起こっています。
当日、現地でツアーに参加できた人ももちろんいますが、確実なのは事前のオンライン予約です。
貴重品が入るポケット付きの服を持参するとよい
アンテロープキャニオンの中に持ち込めないものはいろいろありますが、その中でも、カバンを持ち込めないことは、強調しておきたいです。
ここでいうカバンは大きさを問いません。どんなカバンであれ、ツアー参加時に持っていると、ガイドに「車に置いてきて」と言われます。貴重品用の小さなカバンでも、例外はありません。
しかし、パスポートや財布を車の中に置いておくことに不安を感じる人は多いと思います。万が一、車上荒らしや盗難にあったとしても、ツアー会社は一切責任をとってくれません。
そこで、ポケット付き(ポケット部分にファスナーがついているとなお良い)の服を用意しておくと、貴重品を身につけたままツアーに参加することができて安心です。
持ち込みが許可されているもの/されていないものを事前に知っておく
持ち込み可
- 水
- カメラ
- 帽子
持ち込み不可
- バッグ
- 三脚(フォトツアーに参加する場合のみ可)
- 自撮り棒
写真スポットはガイドに聞くのが一番
どのガイドも写真スポットに詳しく、また写真の撮り方も本当に上手です。
カメラや携帯電話を渡すと、アンテロープキャニオンを撮るのに適した設定にしてくれます。
ツアーの最中に、写真スポットを教えてくれたり、自らシャッターを切ってくれたりします。

AppleがMacの壁紙に採用したスポットや、有名雑誌に載った部分、ハートや人の顔に見える部分などは、人気写真スポットですが、これらもすべてガイドが教えてくれます。
アンテロープキャニオンの基本情報
名称
Antelope Canyon(アンテロープキャニオン)
場所
アメリカ合衆国
アリゾナ州
利用するツアー会社によって、ツアーの出発地点は異なる
アクセス
Page(ペイジ)から:車で5〜10分
ペイジは、アンテロープキャニオン最寄りの街です。
Horseshoe Bend(ホースシューベンド)から:車で約10分

Monument Valley(モニュメントバレー)から:車で約2時間

Grand Canyon(グランドキャニオン)から:車で約2時間半
敷地内のまわり方
アッパー/ロウワー/エックス どれを選んでも、ツアー参加が必須です。
なお、アンテロープキャニオンのツアーデスクまで自分で運転する場合、駐車場は無料で用意されています。敷地も広く、駐車スペースは確保されています。
入園料(ツアー料金)
各ツアー代金の詳細は、アンテロープキャニオンのツアー比較記事に載せています。
※アメリカ国立公園年間パスは使用不可
(アンテロープキャニオンは国立公園ではないので対象外)
開園時間(ツアー催行時間)
各ツアーの催行時間は、アンテロープキャニオンのツアー比較記事に載せています。
気候とベストシーズン
1年を通して観光可能ですが、光の強い夏季のほうが、渓谷内部のマーブル部分に陰影がつき、コントラストのはっきりした写真が撮れます。

光のビームを見たい場合は、夏季の正午前後に、アッパーかエックスのツアーに参加する必要があります。ただし、7〜8月の昼間は、最高気温が40度近くなることがあるので、暑さ対策は万全にしてください。
暑すぎる時期を避ける場合は、5月、6月、9月、10月あたりがおすすめです。
また、夏季には鉄砲水が発生することもあります。鉄砲水の発生により、急にツアーが中止になる可能性があります。ロウワーはその構造上、鉄砲水による影響を受けやすく、過去には死亡事故も起きているので、特に注意が必要です。
所要時間
ツアーの集合時間から解散まで:約1時間半
【参考】筆者が現地を訪れた時期
- アッパー:2016年7月下旬
- ロウワー:2018年9月下旬
- 当記事の情報は、基本的に滞在時点のものです。後日変更に気がついた場合は、都度修正していますが、最新情報は公式サイトなどをご確認ください。