〈この記事でわかること〉
- ボンネビル塩湖の楽しみ方
- ボンネビル塩湖はこんな方におすすめ
- ボンネビル塩湖を訪れる前に知っておきたいこと
ボンネビル・ソルトフラッツはなぜ人気になったのか?
【死ぬまでに行きたいスポット】としてよく名前の挙がるボリビアのウユニ塩湖。
ウユニ塩湖の知名度と人気が高まるにつれて、世界の”ウユニ塩湖に似た場所”も注目されるようになりました。
日本だと、香川県の父母ヶ浜(ちちぶがはま)が有名です。
アメリカのユタ州にあるBonneville Salt Flats(ボンネビル・ソルトフラッツ)も、ウユニ気分を味わえるスポットとして、だんだん知られるようになってきました。
ボンネビル・ソルトフラッツはこんな方におすすめ
1. ボリビアに行くよりも短期間でウユニ気分を味わいたい
日本からウユニ塩湖(ボリビア)に行く場合、飛行機を乗り継いで約35時間かかります。高山病対策のため、経由地のリマ(ペルー)などで1〜2泊して体を高地に慣らすなら、もっと時間がかかります。
それに比べて、日本からボンネビル・ソルトフラッツを目指す場合は、まずソルトレイクシティに飛びます。直行便はないので、アメリカ国内で乗り継ぐ必要がありますが、片道12時間ほどのフライトです。
2. 高山病が心配
ウユニ塩湖の標高は約3,660メートルで、これは富士山の山頂とほぼ同じ高さです。個人の体質や体調にもよりますが、高山病になりうる環境です。
せっかくウユニ塩湖に到着したのに、高山病になってしまったせいで、「初日はホテルでずっと寝ていた」「頭が痛くて思いきり楽しめなかった」という話も聞きます。
ボンネビル・ソルトフラッツの標高は約1,280メートルなので、高山病の心配はありません。
3. 観光客の少ない場所に行きたい
今やウユニ塩湖は、世界中から旅人の集まる観光名所です。インターネット上のウユニ塩湖関連の記事や写真の多さや、現地ツアー会社の増え方などを見れば、その人気は一目瞭然です。
ボンネビル・ソルトフラッツも素敵な場所ですが、ウユニ塩湖よりははるかに静かです。他の観光客の写り込みのない写真を撮ったり、景色をゆっくり楽しんだりすることができます。
4. アメリカをロードトリップ中である
すでに車の用意があるので、ボンネビル・ソルトフラッツ行きのハードルがぐっと低くなります。旅のルートにうまく組み込めるなら、ボンネビル・ソルトフラッツはいい立ち寄り先だと思います。
ボンネビル・ソルトフラッツの基本情報
名称
Bonneville Salt Flats(ボンネビル・ソルトフラッツ)
場所
アメリカ合衆国
ユタ州
アクセス
Jackson Hole Airport(ソルトレイクシティ)から:車で約1.5時間
塩湖の楽しみ方
塩湖のすぐ近くに駐車場(無料)があるので、そこに車を停めて、歩いて塩湖の上に移動します。
見渡す限り真っ白な塩が広がります。はるか遠くに見える山々以外はなにもありません。あまりになにもないので、遠近感覚が失われ、トリック写真(例:手前の人が奥の人を手のひらに乗せているような写真)を撮れる場所としても人気です。
車ごと塩湖の上まで移動する人もいます。ただし、観光客が車で立ち入ることを禁じられているエリアもあるので、現地の看板に従ってください。”塩湖のやわらかい部分に車がハマってしまって、動けなくなる”というケースも時々発生しています。アメリカでレスキューを呼ぶと高額請求されるので、それは避けたいところです。特に、雨が降った直後や、湖に水がたまっている時期は、ぬかるみにハマりやすいので、歩いて観光するのが無難だと思います。
塩のついた車体は錆びやすくなります。もし車で塩湖の上を走るなら、観光後の洗車は必須です。
入場料
無料
開園時間
基本的に、1年中24時間オープン
春から秋にかけて、塩湖でモータースポーツなどのイベントが開催される日が複数あり、普段どおり観光できないこともあるので注意
気候とベストシーズン
見たい景色によって、訪れるべき時期が変わります。
鏡張りのボンネビル・ソルトフラッツを見られる可能性が高いのは、3〜5月です。あくまで”可能性が高い”だけです。雨季に訪れてもきれいな鏡張りが見られる可能性は100%ではありません。その点はウユニ塩湖と同じです。
ボンネビル・ソルトフラッツは、一面真っ白で太陽の照り返しが強いです。塩湖上に日陰は一切ありません。真夏に訪れる場合は熱中症にご注意ください。日焼け止め・帽子・サングラスは、熱中症対策に役立ちます。
ボンネビル・ソルトフラッツは観光地化がそれほど進んでいないため、ビジターセンターや飲食店などはありません。じゅうぶんな水と、必要な食料の準備は必須です。
【参考】筆者が現地を訪れた時期と滞在時間
- 滞在時期:2018年9月中旬
- 滞在時間:2時間
- 当記事の情報は、基本的に滞在時点のものです。