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アメリカ国立公園をお得にめぐる方法|年間パスの購入方法・注意点

アメリカ国立公園年間パスの購入方法・使用上のルール・注意点

レンタカーで、アメリカ縦断グランドサークル周遊を計画中ですか?
(※グランドサークル:アリゾナ州とユタ州に広がる国立公園や国定公園が集まる人気エリア)

あるいは、アメリカ留学・駐在中になるべくたくさんの名所を旅しようと検討中ですか?

アメリカには、魅力的な国立公園が63ヶ所もあります。※2021年6月時点

世界的に有名なグランドキャニオンも、イエローストーンも、ヨセミテも、ザイオンも、すべて国立公園です。

行ってみたい国立公園がたくさん!

この記事は、1年以内に3ヶ所以上のアメリカ国立公園を訪れる予定の方に向けて書いています。

それぞれの国立公園で入園料を支払うよりも断然お得な年間パスについて、購入方法や使用上の注意点などをまとめました。

アメリカ国立公園 年間パスとは|値段・有効期間・対象施設・対象者

アメリカ国立公園年間パスの正式名称はAmerica the Beautiful Passですが、Annual Passと呼ぶ人も多いです。

アメリカ国立公園をお得にめぐる年間パスの使用方法・注意点

年間パスの値段

80ドル

数年前、グランドキャニオンやヨセミテなど、人気の国立公園の入園料が値上がりしました。しかし、年間パスの料金は今のところ変わりありません。

そのため、以前よりもさらに年間パスのお得度が増しました

入園料一覧|アメリカ国立公園公式サイト

例えば、レンタカーを1台借りて、グランドサークルで国立公園めぐりをするとします。各国立公園の入園料は以下のとおり。

それぞれの場所で入園料を支払えば合計105ドルになるはずのところ、年間パスがあれば80ドルで済みます。25ドルお得です。

年間パスの代金に含まれるもの

年間パスの代金に含まれるのは、基本的に施設の入園料のみです。

園内の宿泊代(ホテル・キャンプ場)、食事代、ツアー代など、別途料金が設定されているものに関しては、支払いが必要です。

ただし、園内シャトルバスや、一部キャンプ場など、入園者は無料で利用できる場合もあります。各国立公園でのルールは、公式サイトなどを確認してください。

年間パスが利用できる公園・施設

年間パスで入園できるのは、国立公園(National Park)だけではありません。利用できる場所は意外と多く、国定公園や史跡など、全部で2,000ヶ所もあります。

年間パスが利用できる公園・施設|USGS公式サイト

【注意】年間パスが利用できない公園・施設

以下の場所では、年間パスを利用することができません

年間パスを持っている/持っていないに関わらず、別途入園料(利用料)が必要です。

年間パスの有効期間

1年間
(購入日から1年後同月の末日まで

2021年6月1日に購入すれば、2022年6月30日まで有効です。
2021年6月30日に購入しても、2022年6月30日まで有効です。

つまり、月初に購入すると、最大1ヶ月分有効期間が長くなりお得です。

年間パス対象者

1枚の年間パスで一緒に入園できるのは、

  • 4人まで(カード所有者+3人)
  • ただし、車の場合は同乗者全員(カード所有者含む)

というのが基本ルールです。

厳密に言うと、各施設の入園料システムと、どんな手段(車/バイク/徒歩)で施設にアクセスするかにより異なります。

上記ふたつの基本ルールを混同すると、【1枚の年間パスで入園できるのは、同乗者4人まで】と解釈しそうになりますが、そうではありません。

例1. 車1台あたりの入園料が定められている施設に、車1台で入園する場合

1枚の年間パスで、同乗者全員分(※)の入園料が免除されます。
※観光バスなど商用の車は対象外

ほとんどの国立公園が、車1台あたりの入園料を設定しているので、これに該当します。

【注意】同一グループ内の人数が4人以下だとしても、車2台に分かれて入園する場合には、2枚の年間パスが必要になります。

例2. ひとりあたりの入園料が定められている施設に、車1台で入園する場合

  • 同乗している人数が4人以下(カード所有者含む)の場合
    →1枚の年間パスで、全員分の入園料免除
  • 同乗している人数が5人以上の場合
    →1枚の年間パスで、4人分の入園料免除
    →5人目からは別途入園料の支払いが必要

ちなみに、15歳以下の同乗者はカウントされません。【16歳以上が4人+15歳以下ひとり】が乗っている車では、年間パスを所有していれば、追加の入園料を支払う必要はありません。

例3. 車やバイクを使わず、徒歩などで入園する

1枚の年間パスで、4人分の入園料が免除されます。5人目からは別途入園料の支払いが必要です。

アメリカ国立公園 年間パス|使用方法・注意点

年間パス購入後の使用方法

年間パスの裏には、

  • Passholder(所有者)
  • Passholder Two (Optional)

を記入する箇所があります。1枚の年間パスに対して、ふたりの所有者を設定できるということです。

Passholderと Passholder Two (Optional)、どちらも空欄のままでは使用することができません。年間パス購入後、写真付ID(パスポートなど)と同じスペルで、所有者の名前を記入する必要があります。

国立公園の入口では、このPassholderの名前と、写真付ID(パスポートなど)の名前が一致しているかを確認されます。

年間パスを利用するためには、カード所有者(カード裏に記名した者)が、一緒に入園する必要があります。車で入園する場合、カード所有者が車の運転手である必要はありませんが、同乗している必要があります。

Passholder Two (Optional)の欄は、必要がなければ埋める必要はありません。

グループで常に一緒に旅をするのであれば、グループ内のひとりの名前がPassholderの欄に書かれていれば問題ありません。途中別行動などをする場合は、Passholder Two (Optional)の欄を活用します。

アメリカの国立公園の中には、24時間出入り可能な場所があります。夜間などは、公園入口のスタッフが不在ですが、ゲートは開いています。そのような公園では、そのまま入園して問題ありません。園内では、車の外側から見える場所に年間パスを提示しておきます。

まれにレンジャー(自然保護官)によるチェックが行われるので、園内に滞在中は、車のわかりやすい場所に、常に年間パスを提示しておくとよいでしょう。カードホルダーに入れ、バックミラーに吊るしている人が多い印象です。

【注意】各国立公園に1年間入園し放題のパスもある

当記事で説明しているのは、複数のアメリカ国立公園を訪れるときに利用する年間パスですが、実は各国立公園独自の年間パスも存在します。

例えば、ヨセミテでは、Yosemite Passが70ドルで購入できます。これは、ヨセミテ国立公園に1年間入園し放題の”年間パス”です。

観光客が「Annual Pass」と言えば、ほぼAmerica the Beautiful Passのことだと解釈されますが、支払い金額などで再度確認すると確実です。(当記事で紹介しているAmerica the Beautiful passは80ドル)

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アメリカ国立公園 年間パスでお得になる条件

年間パスでお得になるラインは?損はしたくない

どの公園・施設を訪れるかにもよりますが、一般的に

1年以内に3ヶ所以上のアメリカ国立公園を訪れる予定

なら、年間パスを購入するほうがお得です。元がとれる、ということです。

具体的には、滞在予定の公園・施設の入園料の合計が80ドルを超えるなら、年間パスの購入がおすすめです。

入園料一覧|アメリカ国立公園公式サイト

旅を始めた時点で、入園料の合計が80ドルを超えるかわからない場合は、80ドルを超えるとわかった時点で年間パスに切り替えることができます。支払った入園料のレシートを保管しておいて、年間パス購入時に提示すれば、それまでの支払い分を差し引いてくれます。

アメリカ国立公園 年間パス購入方法

現地購入

アメリカ国内には、年間パスを購入できる場所がたくさんあります。国立公園や史跡のような観光地だけでなく、街の中にあるオフィスでも購入できます。

アメリカ国立公園年間パス 購入可能場所(リスト)|USGS公式サイト
アメリカ国立公園年間パス 購入可能場所(検索)|NPS公式サイト

国立公園で購入する場合、たいていは公園入口にゲート(料金所)があり、そこで購入できます。ゲートのない国立公園では、ビジターセンターなどで購入します。

まれにクレジットカードが利用できない場所があるので、現金も用意しておくと安心です。

オンライン

アメリカ国立公園年間パス購入|USGS公式サイト

USGS公式サイトから、オンラインで年間パスを購入することができますが、実はあまりメリットがありません。

年間パスは、現地で購入するほうがいい理由

  • オンラインだと、年間パス代80ドルに加え、【手数料5ドル+送料】がかかる(現地購入なら80ドルのみ)
  • 郵送に数日間かかる(現地購入ならその場で発行)
  • 年間パスは、購入後返金不可であるため、旅が始まってから購入するほうが確実
  • 年間パスには売切の概念がないため、旅の前にあらかじめ用意しておく必要がない

年間パスをギフトとして贈る場合には、オンライン購入が便利かもしれません。

年間パスの共有・譲渡

年間パスの裏には、カード所有者を記入する欄が2ヶ所あります。つまり、2人で1枚のカードを所有できるということです。

この2人は、家族や親戚である必要はありません。

アメリカ国立公園をまわっているときに出会ったアメリカ人家族は、近所の家族と1枚のカードを共有しているとのことでした。1家族あたり40ドル(年間)の負担で国立公園入園し放題になるので、かなりお得です。利用する日が重複しないように調整する必要はありますが…。

そして、まだ有効期限の残っている年間パスを譲渡してもらう場合、以下の3点は確認必須です。

  • 現在有効な年間パスかどうか
    毎年変わるカードのデザインで判断するか、カード裏の発行年を確認する
  • 有効期限が切れていないか
    購入月(=有効期限が切れる月)にパンチで穴があけられるので、穴の位置を確認
  • カード裏の所有者欄が、ひとつ空欄になっているかどうか

どれかひとつでも確認がもれていると、せっかく譲渡してもらっても使えない場合があります。

【参考】アメリカ国立公園には無料開放日がある

ここまでアメリカ国立公園をお得に旅する方法について話してきました。

実は、アメリカ国立公園には入園料のかからない日があります。

2021年の入園料がかからない日は以下の6日間です。

  • 1月18日 (Martin Luther King Jr. Day)
  • 4月17日 (First day of National Park Week)
  • 8月4日 (one year anniversary of the Great American Outdoors Act)
  • 8月25日 (National Park Service Birthday)
  • 9月25日 (National Public Lands Day)
  • 11月11日 (Veterans Day)
年間パス以上にお得(というよりタダ)ですが、わたしはむしろこれらの無料開放日を避けて旅をしています

普段から人気の国立公園では、無料開放日の混み具合は尋常ではありません。

特に駐車場が混雑しやすい国立公園(ザイオンアーチーズなど)では、観光を始めるまでに時間がかかりすぎてしまいます。時間がたっぷりある場合はいいのですが、短期旅行者にはおすすめできません。

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