オランダの首都であるAmsterdam(アムステルダム)は、美しい街並みと運河が特徴的な街です。
観光スポットがぎゅっと集まっていることと、公共交通機関が便利に利用できることから、個人でも観光しやすいのが魅力です。
〈この記事でわかること〉
- アムステルダムのおすすめ観光スポット
- アムステルダム観光のコツ
- アムステルダムを訪れる前に知っておきたいこと
※入館料などの変更点は最新情報に修正済(2023年1月、公式サイト参照)
アムステルダムの観光スポット
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※この記事で紹介する見どころに番号をつけています(紹介順)
1. Rijksmuseum Amsterdam(アムステルダム国立美術館)
2. Van Gogh Museum(ゴッホ美術館)
3. Anne Frankhuis(アンネフランクの家)
4. Bloemenmarkt, Singel(シンゲルの花市)
5. 9 Straatjes(9ストラーチェス)
6. Dam(ダム広場)&Koninklijk Paleis(王宮)
7. Magere Brug(マレヘの跳ね橋)
8. Rembrandtplein(レンブラント広場)
9. Amsterdam Centraal Station(アムステルダム中央駅)
地図上に置いたグルメスポット(緑アイコン)をまとめた記事は、下にリンクを貼っておきます。
Rijksmuseum Amsterdam(アムステルダム国立美術館)
教科書で見るような有名絵画の数々が展示されています。2階の「名誉の間」だけでも一見の価値があります。
世界三大絵画のひとつとされる「夜警」は、レンブラントの代表作品です。
アムステルダム国立美術館は、フェルメール作品を4点所蔵しています。フェルメール作品は世界中に35点ほどしか残っておらず、その貴重な作品を鑑賞することができます。
「牛乳を注ぐ女」は、教科書にも載るほどの有名な絵画です。
【場所】
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住所:Museumstraat 1, 1071 XX Amsterdam
【入館料】
大人:22.50ユーロ
18歳以下:無料
【開館時間】
9:00〜17:00(年中無休)
Van Gogh Museum(ゴッホ美術館)
ゴッホの数々の名画が見られるだけでなく、時代とともに移り変わるゴッホの心境や人間関係、それにともなう作風の変化なども知ることができます。
Image Source(画像引用元):見どころ作品|ファン・ゴッホ美術館公式サイト
【場所】
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住所:Museumplein 6, 1071 DJ Amsterdam
【入館料】
大人:20ユーロ
学生:10ユーロ
18歳未満:無料
【開館時間】
9:00(10:00)〜17:00(18:00)
日によって開館時間がかなり変則的なので、公式サイトのリンクを貼っておきます。
Anne Frankhuis(アンネフランクの家)
第二次世界大戦中、アンネフランクとその家族が、ナチスによるユダヤ人迫害から逃れるために、約2年間隠れて住んでいた家です。現在では博物館になっています。
「アンネの日記」にも登場する、出入口を隠すための回転棚や、屋根裏部屋などもそのまま保存してあります。アンネとその家族が当時どのような環境で生活していたのか、アンネたちがどのような思いで過ごしていたのかを、垣間見ることができます。
【場所】
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住所:Westermarkt 20, 1016 GV Amsterdam
【入館料】
大人:16ユーロ
10〜17歳:7ユーロ
9歳以下:1ユーロ
「事前のオンラインチケット購入必須」「入館の日時指定必須」のルールあり(2020年以降)
【開館時間】
9:00〜22:00
Bloemenmarkt, Singel(シンゲルの花市)
150年以上の歴史がある花市場です。季節ごとの生花が華やかに並びます。花の種や球根なども販売されています。
オランダらしいチューリップの球根も販売されていますが、日本に入国するときは空港で検疫を受ける必要があります。所定の手続きをすれば、おみやげとして持ち帰ることは可能です。必要な手続きがわからない場合や、空港で時間をとられたくない場合は、球根ギフトは避けたほうが無難です。条件を満たしていないと、せっかく日本まで持ち帰っても、空港で没収されてしまいます。
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住所:Singel, 1012 DH Amsterdam
9 Straatjes(9ストラーチェス)
9ストラーチェスというのは、9つの通りから構成されるエリアの名前です。レストランやカフェ、洋服やファッション小物のショップ、雑貨屋などが並びます。買い物をしたり、ぶらぶら散策したりするのにぴったりなエリアです。
Dam(ダム広場)&Koninklijk Paleis(王宮)
アムステルダムの中心部にあるのがダム広場です。大道芸人がパフォーマンスをしていたり、待ち合わせ場所に使われたりするため、常に多くの人でにぎわう場所です。
ダム広場に接するように、王宮や教会が建っています。
近くには、マグナプラザというショッピングモールがあります。かつて郵便局だった建物を利用した施設です。ショッピングモールとは思えない外観&豪華な内装です。
ダム広場周辺のホテルに宿泊すると、アムステルダム観光に便利です。
Magere Brug(マレヘの跳ね橋)
運河の街アムステルダムには、1,500以上の橋があります。中でも唯一の木造跳ね橋です。
現在でも、船が通るときには橋が開閉します。船が通らない時間帯は、橋の上を歩いて、運河をわたることができます。夜のライトアップもきれいです。
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住所:Magere Brug, 1018 EG Amsterdam
街中に運河が流れるアムステルダムでは、運河クルーズも観光客に人気のアクティビティです。
運河クルーズの会社は複数ありますが、アムステルダム中央駅を発着地としたクルーズが多い印象です。事前に会社を決めていない場合は、アムステルダム中央駅のインフォメーションセンターで情報を得るもよし、駅周辺を歩いてクルーズ乗り場を見つけるもよし。
各社クルーズの内容も様々で、所要時間や食事の有無などで金額が変わってきます。
観光客に特に人気なのは、1時間ほどかけて、アムステルダムの主要な観光スポット(マレヘの跳ね橋やアンネフランクの家など)の近くを通過するコースです。アムステルダムの街並みを運河から楽しむことができます。ガイド付ツアーだと、アムステルダムのことをより深く理解できます。ガイドさんの話す言語もいろいろで、日本語に対応している会社もあります。
Rembrandtplein(レンブラント広場)
オランダの画家レンブラントの生誕400周年を記念して造られた公園です。
公園の中央にはレンブラント自身の像が立っています。その周りにはレンブラントの代表作「夜警」にちなみ、「夜警」に描かれている人物たちがそのまま22体の銅像になって並んでいます。
本物の「夜警」はアムステルダム国立美術館に展示されています。
Amsterdam Centraal Station(アムステルダム中央駅)
アムステルダム市内を走るトラム(路面電車)やメトロ(地下鉄)、バスなどの発着駅になっています。アムステルダム観光の起点となる場所です。
最寄りの国際空港であるスキポール空港からのアクセスもよく、電車でわずか15-20分ほどの距離です。
アムステルダム中央駅からは、オランダ国内の他都市や近隣国へのアクセスも抜群に良いです。
建築としての美しさにも注目です。レンガ造りの駅舎が、どことなく東京駅に似ていて、日本人としては親近感がわきます。
アムステルダムの旅プランを立てるコツ
【出発前】2大人気スポットの入館チケットを早めにオンライン購入する
アムステルダムの定番観光スポットのうち、入館チケットが早々に売り切れやすいのは
- ゴッホ美術館
- アンネフランクの家
です。
アムステルダムに行くことが決まったら、なるべく早く公式サイトからチケット購入するのがおすすめです。
なお、2020年以降は、
- ゴッホ美術館
- アンネフランクの家
- アムステルダム国立美術館
において、事前のオンラインチケット購入が必須となっています。
オンラインチケット購入時、入館の日時も指定する必要があります。これらの予定を軸に、アムステルダム観光の計画を立てるといいと思います。
アムステルダムを起点に他の街に日帰りすることを検討する
オランダは鉄道が発達しています。観光客にも路線や乗り方がわかりやすいので、他都市に気軽にでかけることができます。
アムステルダムのホテルに連泊しながら、他都市に日帰り旅をすると、
- ホテル移動が必要ないので、新たなチェックイン&チェックアウトの手間が省ける
- スーツケースをアムステルダムのホテルに置いたまま、身軽に観光できる
といったメリットがあります。
わたしは、アムステルダムを拠点として、1日でゴーダとユトレヒトをまわって、夜はまたアムステルダムに帰ってきました。
このような場合、ホテルをアムステルダム中央駅からアクセスのよい場所にとっておくと、時間を有効に使えます。移動も楽です。
アムステルダムの基本情報
場所
アクセス
スキポール空港から:電車で15-20分
ロッテルダムから:電車で約45分
ユトレヒトから:電車で約30分
ゴーダから:電車で約60分
デルフトから:電車で約60分
デン・ハーグから:電車で約60分
各都市とアムステルダム間の移動はオランダ鉄道(NS)が便利です。利用方法などは別記事に詳しくまとめてあります。
アムステルダムのまわり方
トラム(路面電車)、メトロ(地下鉄)、バスの中で、観光に一番使いやすいのはトラムです。観光客にとっても路線や乗り場が分かりやすく、気軽に利用できます。
【参考】筆者が現地を訪れた時期と滞在期間
- 滞在時期:2019年6月中旬〜下旬
- 滞在期間:合計4泊5日(滞在3日目はゴーダ&ユトレヒトへ日帰り旅)
- 当記事の情報は、基本的に滞在時点のものです。後日変更に気がついた場合は、都度修正していますが、最新情報は公式サイトなどをご確認ください。